プリージャー(ブレジャー)という言葉を最近マスメディアでよく聞くようになりました。
ビジネスとレジャーを組み合わせた造語です。出張先で、併せて休暇を取るということです。
欧米では10年位前から普及しており、日本でも取り入れる企業が増えてきています。
今後、有給休暇の取得日数が低い日本では普及する可能性があります。
ただ、仕事とプライベートのメリハリをつけないと、レジャーの意味をなさなくなります。
普段から、仕事とプライベートのメリハリをつけることが重要になってきます。
日本の有給取得率は低い
日本の有給取得率は50%で、有給の取得日数は10日で、ともに世界最下位である。
エクスペディア社の2018年有給休暇の国際比較調査
年間20日を有給休暇として与えられていますが、10日取得していることになります。
日本の祝祭日は年間15日と世界で3番目に多い。
マーサー社の2014年に発表した年間祝祭日数世界ランキング
祝祭日は多いですが、有給休暇をとらない傾向にあるということです。
なぜ日本の有給取得率は低いのか
なぜ、有給取得率が低いのでしょうか。
祝祭日が多く、満足しているからでしょうか。違います。
先ほどのエクスペディア社の調査によると、有給休暇の取得に罪悪感を持っていて、自分が有給休暇を取得する権利があると思っている人が少ないからです。
にもかかわらず、休み不足と感じている人が多くなっています。
日本人の生真面目な国民性を反映していると言えそうです。周囲が休んでいないと、自分も休むことができないと思っているのでしょう。
与えられた仕事を時間内にやることにより、有給休暇を取得する権利があると思うことが重要です。
それにはやはり、仕事とプライベートのメリハリをつけることが重要ではないでしょうか。
メリハリをつけるためにはどうすればいいか
時間管理
まずは、仕事の時間管理が重要です。何時までに何をやるかを意識して取り組みます。
その時間までに完了しなくても、メリハリをつけるために、一旦終了するべきです。
そうすることによって、自分の中でメリハリをつけるという意識が生まれてきます。
自分の腕時計を机の上に置いて、常に時計を意識して、仕事をしてみてください。
仕事でメリハリがつけば、それが仕事とプライベートとの間のメリハリにもつながります。
プライベートの充実
また、プライベートを充実させることが重要です。
それが仕事を時間内に終わらせるというモチベーションにつながります。
プライベートでやりたいことをリストアップしてはどうでしょうか。
プライベートでは仕事のことを忘れる!
そして、プライベートの時間では仕事のことを考えないようにすることが重要です。
考えてしまうのは仕方がないことです。1人の人間が仕事をやって、プライベートを迎えています。
考えないようにするためには、やはり先ほどのプライベートを充実させることによって、思い出させる隙を与えないことです。
プライベートに対しても一生懸命な人は、仕事も時間内で終わらせるようにするはずです。
有給取得を権利だと意識
最後に、有給休暇の取得を権利だと思うことです。
もちろん、仕事をそれなりにこなすことが前提になりますが、意識するのと、意識しないのでは、違う気がします。