独立系投信とは、運用会社が銀行や証券を介さずに直接販売する投資信託です。
独立系投信の運用資産の残高は、20年前にはほとんどなかったのですが、この2,3年で1兆円を超えています。
私は、信託報酬が高いので、これまで投資はしてきませんでしたが、運用方針の哲学に共感できる部分があれば投資していいかもしれません。
独立系投資信託のメリット
- 銀行や証券会社を通さないので、購入手数料がかからない。
- 運用会社は、直接投資家に販売するため、ホームページなどで積極的に情報発信を行っている。
- 運用方針に一貫した哲学がある。
特に、3点目のメリットは大きいでしょう。
インデックス投信のようにベンチマークを持たずに、運用会社が設定した運用方針に基づき、投資を行っています。
独立系投資信託のデメリット
- 信託報酬費用が1%前後で高い。
- 資産規模が小さい投資信託もある。
- 運用会社ごとに口座を開設する手間がかかり、運用会社で扱っている商品数が少ない。
1点目については、運用会社のファンドマネージャーが、実際に足を運んで、投資する企業を調査するので、コストがかかります。
インデックス投信に比べ報酬費用が高くなるのは、妥協すべき点であるかもしれません。
2点目については、最低でも純資産が100億超の投資信託を選ぶといいでしょう。
ただし、株式の取扱量が少ない中小企業は、その運用会社の売り買いにより株価が左右されるので、純資産が大きくなり過ぎると注意が必要です。
3点目については、投資する商品を決めた上で開設すると克服できます。
おすすめの独立系投資信託
レオスのひふみ投信
国内だけでなく、海外を含めた上場会社を投資対象とし、市場価値の割安な銘柄を選別し、長期的に投資することにしています。
純資産1,247億円(2019年8月末)
信託報酬1.0584%
さわかみのさわかみファンド
調査において算出した企業価値が割安で、信頼できる企業に投資することにしています。
純資産2,956億円(2019年9月13日)
信託報酬1.08%
鎌倉の結2101
これからの日本に必要とされる企業に投資することにしています。
純資産373億円(2019年1月末)
信託報酬1.08%