いつか税理士になりたいという漠然とした目標がありました。
開業税理士だろうが、税理士事務所や税理士法人に勤める税理士だろうが、どんな税理士でも構わないと思っていました。
しかし、今はひとり税理士を目指したいと思うようになりました。
ひとり税理士を目指したきっかけ
井ノ上陽一さんのひとり税理士という考え方に共感しました。
井ノ上さんは毎日ブログを更新されていますが、その影響を受け、私もブログを作り、投稿しています。
井ノ上さんは以前公務員をしており、私も現在公務員しています。
私は、簿記と財務諸表に合格し、国税の組織で10年程度経験したので、税理士試験が免除になっています。
大学院で税法の論文を書いたので申請すれば試験免除になりますが、国税の組織で働いてたこともあり、申請が面倒だったのでやめました。
井ノ上さんは公務員を辞めてから、資格をとって税理士になっています。
公務員を辞めた理由を、夜遅くまで国会対応しないといけない部署に異動になり、誰でもできる仕事をしないといけなかなったからと言われています。
私も、国税庁で経験しましたが、国会対応ほど有意義でない仕事はないかと思います。
それでも、辞める勇気、覚悟には相当なものがあったかと思います。
いろいろ損得勘定が働きますが、何かを変えるきっかけは、最後は感情なのかもしれません。
だだ、一時的に収入が減る可能性があり、家族を説得する必要があります。
ひとり税理士になったらやるべきこと
自分のスキルが重要なってきます。例えば、私であれば、税務当局との対応をどうするか、税務当局がどのような考え方を持って調査を行っているのかなどを提供することができます。
税理士の業務は、税務相談や税務書類の作成ですが、これにとどまらず、そのようなスキルをブログ、セミナー、本によりノウハウとして提供することが必要になってきます。
ノウハウが誰かに提供されるのが嫌だと思われるかもしれません。
しかし、ノウハウを提供するために、自らが勉強することにより、自分自身のスキルになるというメリットもあります。
ひとり税理士になったらできること
ひとり税理士になったら、自らの責任で仕事をしなくてはいけませんが、メリットもあります。
上司等の指示がなく、仕事の進め方を決めたり、意思決定を自ら行うことができます。
仕事の時間が決まってないため、いつ仕事をしても良く、休みを取るのも自由です。
子どもと触れ合う時間も多くなります。子どもはあっという間に大きくなります。小さい頃の子どもと触れ合う時間は人生でかけがえのない時間になります。
人生100年時代、定年退職するまで税理士事務所や税理士法人で働いたり、社員を持って税理士事務所を開業するよりも、自由なひとり税理士のメリットは大きいはずです。
ただ、いきなり開業するのが不安であれば、所属税理士として働いてからでも遅くはありません。