【現役国税調査官が語る!】税理士試験、専門官採用試験難しいのは?

【現役国税調査官が語る!】税理士、国税専門官採用試験難しいのは? 国税調査官

結論から言います。圧倒的に税理士になるのが難しいです。

大学生の頃にこれから勉強して税理士を目指すのであれば、税理士試験の全ての科目に合格して税理士になるのもいいかもしれません。

しかし、税理士試験の全ての科目に合格するには、勉強時間がある程度必要です。

税法科目の理論暗記にはそれなりの時間を要します。会計科目である簿記論と財務諸表論であれば、受かることができるかもしれません。

会計科目に合格していれば、国税調査官になって10年で税理士になることができます。

国税調査官になると、税務調査を行う税務行政を知ることができ、給料を受け取りながら勉強できるといったメリットもあります。

税理士試験

会計科目と税法科目に合格する必要があります。

  • 会計科目である簿記、財務諸表論の2科目
  • 税法科目である所得税法、法人税法、相続税法、消費税法、酒税法、国税徴収法、住民税、事業税、固定資産税の中から3科目

所得税法か、法人税法のどちらかには必ず受かる必要があります。

特に、税法の理論暗記に時間を要します。税理士になって、その暗記が実務で役に立つわけではありませんが、税理士試験に合格するには避けて通れません。

国税専門官採用試験

選択式と記述式の筆記試験、面接試験、身体検査があります。

選択式は、基礎能力試験と専門試験があります。

基礎能力試験は40題です。

  • 文章理解11、判断推理8、数的推理5、資料解釈3、自然・人文・社会(時事を含む。)13

専門試験も40題に回答することになります。

  • 民法・商法、会計学(簿記を含む。)から2科目16題必須
  • 憲法・行政法、経済学、財政学、経営学、政治学・社会学・社会事情、英語、商業英語、情報数学、情報工学の9科目各6題から4科目24題選択

記述式は、憲法、民法、経済学、会計学、社会学の中から1題選びます。

選択式にも記述式にも会計学があり、会計学の知識があれば、他の公務員試験よりも有利になります。

税理士試験に合格する方が難しい

税理士試験の合格率、勉強時間

税理士試験の合格率は、会計科目が15%前後、税法科目が10%を少し超える数値になっています。

予備校等では合格に必要な勉強時間は、会計科目が各450時間、所得税法、法人税法が各600時間と公表しています。

合格率、勉強時間を考えると、税理士試験は難関な国家試験に分類されるといえます。

国税専門官採用試験の合格率、勉強時間

合格率は、2012年までは約10倍でしたが、最近では約4倍で推移しています。

簿記や会計学の知識がる人や、それらを苦手としない人であれば、1年間余裕をもって、公務員試験の勉強をすれば、合格できる試験であるといえます。

簿財に合格して、国税調査官10年で税理士がおすすめ!

国税調査官になると、10年で税理士試験の税法科目が免除になります。そして、23年で会計科目が免除になり、税理士になることができます。

税理士試験の会計科目である簿記論や財務諸表論に合格していれば、国税調査官になって10年で税理士になることができます。

国税調査官になってから簿記論や財務諸表論の勉強をしても遅くはありません。

国税調査官になって10年で税理士になるメリットは以下のとおりです。

✔ 国税調査官になると税務調査を行い、税務行政を知ることができる。将来、税理士になると受ける側にまわるので、経験しておく手はない。

✔ 国税調査官は国家公務員であるが、本省庁で働いているのはわずかなので、残業がそれほどない。働きながらでも勉強ができる。(国税専門官採用試験は会計学から出題されるので、採用試験までに税理士試験の会計科目を勉強しておく方がよい。)

✔ 国家公務員である国税調査官として働きながら給料が受け取れる。

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