【現役国税調査官が語る!】国税専門官の人事異動と出世

【現役国税調査官が語る!】国税専門官の人事異動と出世 国税専門官

昨日、6月26日に税務職員の人事異動の内示がありました。

内示を受けてから人事異動までを振り返ってみました。

人事異動によるつきものが出世です。

国税組織で出世したいのであれば、国家公務員Ⅰ種試験に合格した方がいいですが、国税専門官であれば、税理士になることができます。

国税専門官の人事異動

財務省、国税庁、国税局、税務署の中で、異動します。

各組織の間での異動もあります。

毎年4月1日付で身上申告書という異動の希望調べみたいなものを作成し、提出するのですが、希望どおりにいくことはあまりありません。

5万人の職員を抱える国税という組織の人事は大変であると言えます。

人事異動の日

国税組織の人事異動の日は、毎年7月10日になります。

7月10日の午前中に辞令をもらって、午後には新しい部署に異動します。

転居を伴う異動の場合には、7月10日から赴任期間が設けられています。

国税庁の組織では、会計年度、暦年以外にも、事務年度というのが使われます。7月1日~翌年の6月30日までを指します。

事務年度に合わせて、人事異動が行われます。

注意しなければいけないのが、7月1日から9日は新事務年度になるということです。

昔、7月3日に内示をもらって、来事務年度よろしくお願いしますと言ったら、もう今事務年度だと怒られたことがあります。

内示の日

一昨年以前は異動日の1週間前の7月3日に内示をもらっていたのですが、昨年からは2週間前の6月26日に変わっています。

内示をもらって、引継ぎが必要な部署間での異動を伴う人は、異動までの間に事務の引継ぎを行います。

1週間前では異動までの引継ぎに時間がなく、行政文書の紛失に繋がるおそれがあるため、2週間前に伸ばしたと言われています。

引継ぎが必要でない部署間の異動を伴う人たちは、2週間という期間は長く感じられ、気が抜けてしまいます。

転居を伴う異動の場合には、内示よりも数ヶ月前に転居を伴っても大丈夫かと聞かされています。

今年はコロナ禍の影響で、それほど動かないだとうと言われていましたが、例年通りの人事異動の内示でした。

毎年、この時期になると、その内示にみな一喜一憂します。

国税専門官の出世

国税庁では、国税専門官は、国家公務員I種採用試験に合格した職員、いわゆるキャリアと呼ばれる人と一緒に働きます。

国税庁の各課のトップである課長、人事権をもつ課長補佐は、そのキャリア組のポストです。

国税局の各部の部長、次長にもそのキャリア組のポストがあります。

国税専門官は、国家公務員Ⅱ種相当の国税専門官採用試験に合格した職員であり、ノンキャリです。

キャリアとノンキャリが一緒に働くと、ノンキャリがキャリアの顔色を伺うのは必然的なことです。ましては、国税庁の各課ではそのキャリアが人事権をもっています。

国税庁のキャリア組の出身大学は別に東大というわけではありません。国税専門官の出身大学とそれほど変わりません。採用試験に合格したか、してないかだけの差です。

財務省の国家公務員I種採用試験に合格したキャリア組の方が偉いと言われています。

国税庁の組織で出世したいのであれば、国家公務員Ⅰ種採用試験に合格した方がいいですが、国税専門官であれば、23年勤務すると税理士の資格を取得することができます。

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