【現役国税調査官が語る!】試験組と国税OB税理士の年収は違うか

【現役国税調査官が語る!】試験組と国税OB税理士の年収は違うか 国税調査官

税理士になるには、大きくわけて①税理士試験に合格する方法と②国税調査官を経験して試験免除により税理士になる方法があります。

税理士試験に合格するには、約2,000時間の勉強時間が必要になってきます。

国税調査官を10年経験し、税理士試験の会計科目に合格していると、試験が免除され、税理士になることができます。

両者の年収に差はあるのでしょうか。

税理士試験に合格するための勉強時間

税理士試験の科目は、会計(簿記論、財務諸表論)、税法(所得税法、法人税法、相続税法、消費税法又は酒税法、国税徴収法、住民税又は事業税、固定資産税)からなっています。

会計2科目、税法3科目(所得税法又は法人税法は必須)に合格する必要があります。

勉強時間の目安としてよく言われているのは、簿記論450時間、財務諸表論450時間、所得税法600時間、法人税法600時間、相続税法450時間、消費税法300時間、それ以外の税法科目150~250時間です。

科目によって、出題内容(計算と理論)やその割合が異なります

税理士試験に合格するために、少なくとも2,000時間を勉強に費やす必要があります。

勉強に専念する場合には、3年が標準的なモデルといったところです。長丁場になるため、いかに気持ちを切らさないようにするかが重要になってきます。

国税OB税理士の経験年数

国税調査官を10年経験すると、税理士試験の税法科目が全て免除になります。

更に13年、合計で23年経験すると、会計科目が全て免除になり、税理士になることができます。

国税調査官を経験して税理士になることができるのは、国税調査官になる最大のメリットです。(税理士として食べていけるかどうかは別の話ですが。)

税理士試験に合格して税理士になった人からの批判があり、国税調査官の税理士試験免除が廃止されるのではないかといったことが昔からいわれていますが、未だに廃止されていません。

会計科目はとっつきやすく、特に計算が得意な人は、簿記論(計算100%)、財務諸表論(計算50%、理論50%)に合格して、国税調査官を10年経験して税理士になるのがいいかもしれません。

税法の理論暗記が税理士の仕事に生かされるとは思えません。

試験組税理士と国税OB税理士の年収は変わらない

結論からいうと、税理士試験に合格して税理士になったとしても、国税調査官を経験して税理士になったとしても、その年収に違いはないでしょう。

統計的な数字に基づくものではありませんが、私の経験からになります。

もちろん、若くして税理士になって、大手監査法人で働いて、キャリアを形成していくような場合には、極端に年収が多くなります。

開業している税理士は、結局はその人次第で、顧客のニーズにいかに対応できているかです。

また、最近では、税理士業務以外のセミナー、出版等の仕事を行う税理士も多く出てきています。

税理士試験に合格して税理士になるか、国税調査官を経験して税理士になるか、といった税理士になる方法の違いはどうでもよくて、税理士になってからが勝負です。年収はそれによって、変わってきます。

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