私は現役の公務員として働きながら、ワンルームや1棟アパートを購入して、不動産投資をしています。
その中で感じたことは、公務員の性格や働く環境は不動産投資に向いているということです。
しかし、不動産投資をしてない公務員は多いです。公務員こそ不動産投資をすべきです。
公務員は金融機関からの与信力が高い
不動産投資の最大のメリットは、不動産投資ローンによるレバレッジ効果の享受です。
レバレッジ効果とは、手元にあるお金だけでなく、ローンを加えて、投資金額を何倍にも増やせることです。
株式、投資信託にその効果はありません。
家賃収入から手元に残るお金だけでなく、ローンを返済すると、ローンの元金の返済分だけ、自分の資産に変わっていきます。
「借入=悪」だと思っている人もいますが、家賃収入から計画的に返済することができる不動産投資ローンは違います。
誰もが不動産投資で融資を受けられるわけではなく、金融機関は返済が見込まれる人にしか貸してくれません。(結果として、返済できないのとは話が別です。)
融資の審査に当たっては、金融機関に3年分の源泉徴収票や課税証明書を提出します。1年分ではなく、3年分というのは、安定した年収があるかどうかを確認するためです。
公務員が働いている組織は、税金で賄われているので倒産しません。公務員はそのような組織から給料を受け取っています。
公務員が受け取っている安定した給料によりローンの返済が滞ることがないので、金融機関は信頼して貸してくれます。
安定思考の公務員は堅実な不動産投資ができる
公務員を選んだ理由として、安定している職種であることをあげる人が多いと思います。
安定を好むタイプはどちらかというと保守的で慎重な性格な人です。
不動産投資は物件の売買金額やローンの金額が大きいので、石橋をたたいて渡るくらいの慎重な人の方が向いています。
安定思考の公務員は、資産形成の手段である不動産投資を始める入り口に立っていると言えます。
ただ、慎重なだけではなく、実際に物件を購入して、融資を受けることを決める最終的な決断力も必要になってきます。
その決断をすることができずに不動産投資を始められない人も少なくはありません。
公務員は不動産投資の資金を貯めやすい環境にいる
不動産投資では、物件を購入するに当たって、登録免許税、融資手数料、不動産取得税等の初期費用が必要になってきます。
また、多くの場合、金融機関から融資を受けて不動産投資をするので、頭金が求められます。
特に、1棟物件の場合は初期費用や頭金が多く必要になってきます。
公務員は初期費用や頭金を貯めやすい環境で働いていると言えます。
例えば、公務員の宿舎は東京の利便性のある場所にもかかわらず、低価格で住むことができます。
普通に借りて住んでも補助は出ますが、宿舎の方がはるかに安いです。
地域手当は物価が高い都心で働くほど多く得られ、東京23区ですと給料の20%も受けることができます。
公務員は不動産投資の時間を確保できる
省庁で働いている国家公務員や一部の地方公務員の中には、夜遅くまで働いている人もいます。
公務員の大多数は定時に帰っており、アフターファイブに自由な時間があります。不動産投資を勉強する十分な時間があります。
書籍やYouTubeを通して不動産投資の知識を得ることができます。
私は不動産投資のセミナーに参加する必要はないと思っていますが、平日仕事が終わってからでも参加できます。
不動産会社から物件を紹介されると、現地確認に行く必要もあります。
融資を受ける場合には、金融機関が営業している平日に休暇をとって、契約等に行く必要があります。公務員のように日常業務に余裕がある身でないと平日に休暇をとることが難しいかもしれません。
管理会社に管理を委託するとしても、管理会社に挨拶に行く必要もあります。