不動産投資の知識を習得するのは、あなたが不動産投資で失敗しないためです。
信頼できる不動産会社から物件を買うにしても、契約書にサインをして、不動産の権利を得、債務を負うのはあなたです。
不動産投資の知識は、書籍、ブログ、YouTube、不動産投資サイト等多くの媒体から得られるので、積極的に活用しましょう。
まずは、不動産会社から紹介を受けた物件について、収益物件として買うべきか否かを判断する知識を習得します。
不動産投資の知識を確実に習得するなら、やはり書籍
不動産投資に関する書籍は多く、書店のひと棚を独占するくらい出版されており、知識を得るのには困りません。
Amazonで購入すれば、その日のうちに届く書籍もあり、ほぼリアルタイムで読むことができます。
書籍を選ぶ基準としては以下のとおりです。
- 自分が真似できる投資手法か、同じ属性か
- できる限り、最近出版されたものか
- 書籍の内容から、著者の信頼感が伝わるか
1については、まず、不動産投資に関する書籍は、1棟、区分、戸建ての物件の種類ごとに、新築と中古に大きく分類されています。
自分が設定した目的に向けて、どの物件に投資すれば、目的を達成することができるかを決めます。
1棟は、利回りが高く、貯まるお金のスピードは早いですが、区分マンションの方が市場流動性が高いので、売却などの出口戦略でお金に変えやすい傾向にあります。
年収が高いか低いか、金融資産が多いか少ないかなど、その人の属性によって、融資の受けられる金額が異なります。
2ついては、不動産投資の基本的な手法は変わりませんが、経済、融資情勢は同じではないので、最新の書籍から新しい情報を得るようにします。
3については、書籍の内容から、著者が信頼できそうだなという感じが伝わってくれば、その著者の不動産投資を真似てもいいでしょう。
私は、信頼感が伝わってきた書籍の著者に実際に会って、信頼できると確信した上で、不動産会社を紹介してもらい、物件を買いました。
書籍は1冊1,500円だとしても、100冊読んでも15万円です。不動産投資で失敗したときに背負う金額に比べれば、大した金額ではありません。
私は、ワンルームを買う際に50冊、1棟アパートを買う際に50冊を一気に読みました。
不動産投資の多くの書籍に共通して書かれていることは、偏りがないので、自分の知識として習得すべきと判断します。
不動産投資で最も大切とされている物件の立地・エリア、建物構造等について、具体的に書かれている書籍は参考になります。
書籍は、買ってもらえるように、タイトルに投資金額、家賃収入の大きさを掲げ、競っていたりすることもありますが、気にしなくてかまいません。
大切なのは、不動産投資がもたらす家賃収入がいくらで、あるいは、貯金がいくらになったら、あなたの目的が達成できるかどうかです。
ブログ、YouTubeは無料で不動産投資の知識を取得できるツール
不動産投資に関するブログやYouTubeは、無料で知識が得られます。
ただ、書籍と異なり、文字に起こされていないので、レビューし辛い面があります。通勤時間や余暇に流し読みや視聴するのがよいです。
不動産投資サイトのブログやコラムは実名でないことが多いので、信ぴょう性がなく、軽い感じの記事も多いです。
不動産投資サイトには質問コーナーがあり、実名での回答ではないので、無責任な回答や、不動産投資をいしゅくさせるような、シビアな回答があります。
不動産投資サイトは物件を検索すると、エリアの利回り、物件の売買金額の相場観を把握することができるので、相場観を身に付けるのに便利です。
不動産会社の社長自らが出演して、不動産投資について説明しているYouTubeが参考になります。
顧客がいるので、信ぴょう性の低いことは言えません。不動産会社の社長は、同業者や金融機関と接する機会も多く、不動産業界の経済、融資情勢を一番よく知っています。
セミナーで不動産投資の知識を習得するのは非効率
セミナーに参加する理由が、不動産投資の知識を習得することなら、セミナーは向きません。不動産会社の物件を買ってもらえるようにするなど、開催者の主観が入ってきます。
セミナーに参加するには、会場まで行く労力や時間が必要ですし、セミナーにわざわざ参加しなくても、書籍等から不動産投資の知識を習得することができます。
セミナー終了後に個別相談ができ、不動産会社が物件を紹介してくれることがありますが、信頼できる不動産会社がセミナーを開催しているとは限りません。
時間に余裕がある方は、試しに参加してもよいですが、初心者にとって初めて会った不動産会社が信頼できるか否かを判断することは難しいです。
また、大家塾という言葉を聞いたことがあると思いますが、大家塾では、不動産投資の知識を習得し、物件購入のサポートを受けることができます。
加入するのに数十万円のお金を払う必要がありますし、詐欺の噂のある人が開いている大家塾もあるので、余計なトラブルに巻き込まれるたくなければ、避けた方がよいです。
大家塾に加入しなくても、不動産投資の知識を習得して、物件を買うことはできます。
ある大家塾のYouTubeを観たときに、加入者が「仲介手数料の数百万円に比べたら、大家塾のお金は安い」といったことを言っていました。
数十万円というお金を安いと感じている時点で、その加入者の感覚は、私とずれており、私と属性が異なるか、あるいは、大家塾が用意した人です。