不動産投資をしているワンルームのマンション管理組合の総会に出席してみました。
出席するかどうか迷っている方は参考にしてみてください。
マンション管理組合の総会とは
マンション管理組合の総会は、管理規約に基づき、毎年一回、新会計年度が始まってから2か月、3か月以内に開催されます。
標準管理規約では、開催の2週間前までに、総会の日時、場所、目的を組合員に通知することになっています。
招集のお知らせと出欠票が所有者に送付されてきます。
お知らせには、開催日時などの他に議案の内容が記載されています。新会計年度の収支予算案、事業計画案が添付されており、これらの案を承認する議案もあります。
出欠票には以下の旨が記載されているので、出欠等を選んで返信します。
- 出席(当日出席できなかったら理事長に一任)
- 欠席(●●号室●● ●●に一任、記載がなければ理事長に一任)
- 議案ごとに賛成、反対を選ぶ
所有者が不動産投資家であれば、2の議長に一任するケースが多いそうですが、マンションで起きている状況を把握する意味でも自分なりに議案を読んで、3の賛成、反対を選ぶのが良いかと思います。
マンション管理組合の総会の出席者
マンション管理組合の総会は、マンションの近くにある貸会議室で行われました。
出席者は、役員4名、私を含めた組合員3名、マンション管理会社の担当1名の計8名です。
役員は、理事長、副理事長、会計担当理事、監事です。年配の人が多く、どこのマンション管理組合もそうですが、若い人たちが参加する仕組みを作らないといけない気がします。
組合員は、私ともう1名が初めての参加でした。
マンション管理会社は上場しており、独立系の不動産管理会社としては最大手です。私がこのマンションのワンルームを購入した理由の一つは、マンション管理会社が大手で、信頼できることです。
マンション管理組合の総会の進行状況
理事長が議長として司会をして、マンション管理組合の総会が進行されます。
マンション管理会社の担当者が、あらかじめ送付された招集のお知らせに記載された議案に沿って、議案ごとに内容を説明し、理事長が出席者に承認をとるかたちで進められます。
途中、理事長が私ともう1人の初めて参加した組合員に意見を直接聞いてくれる場面もあり、配慮されている感じを受けました。
副理事長が実際にマンションに住んでいるので、有意義な話も聞けました。
議案の事業計画案において、エレベーターの修繕で工事費100万円が計上されていました。監事が、経験談から100万円もかからないと食い下がる場面もあり、後日詳細な資料の提出となったので、総会がしっかり機能しているという印象を受けました。
総会では、ある議案に反対した役員、組合員が1名いましたが、最終的には議案の全てが承認され、1時間半程度で終わりました。
マンション管理組合の総会に出席しなくてよい理由
マンション管理会社が信頼できる場合には、総会に出席しなくてもよいと考えています。管理会社の担当者が、議案の内容を詳細に把握しており、収支予算案、事業計画案を精査している印象を受けました。
私は、不動産会社からのアドバイスもあって、ワンルームの購入に当たって、管理面でわからないことは、マンション管理会社の担当者に電話で聞きました。
総会には一度、出席してみてもよいかもしれませんが、出席しなくても、議案の内容等でわからないことがあれば、マンション管理会社の担当者に聞くことができます。
役員になるのが嫌で出席しない人もいると思いますが、基本的には、現在の役員が辞めない限り、役員になることはありません。役員になっても、大規模修繕等がないと、役員が集まらないといけない理事会はほとんど行われません。
仕事で転勤の可能性があり、今後は出席することが難しいなどの理由で断ればよいと思います。
総会で役員が選任されない場合には、基本的には輪番制で決まります。後日、マンション管理会社の担当者が、住所の近い所有者から順に電話で聞くそうです。
役員になると数万円ですが、報酬を受け取ることができます。